A.世界文化遺産 古市古墳群を歩く
藤井寺市から羽曳野市にまたがる4km四方の地域には、4世紀から6世紀にかけて、巨大前方後円墳や方墳、円墳など130基以上の古墳が造られました。これらは当時の大王とその一族や大王に仕えた人々の墳墓群だったと考えられています。現在も45基の古墳が確認されており、古市古墳群と呼ばれ、そのうち26基が2019年世界文化遺産「古市古墳群」の構成資産として登録されました。
世界文化遺産に登録された古墳群を短時間(3時間程度)で巡りたいという方に「半日コース」、ゆっくりと古墳をめぐりたいという方には、「B.世界文化遺産 古市古墳群を歩く一日コース」がおすすめです。 |
① 土師ノ里
~道明寺駅
約3㎞
|
|
古市古墳群の中心部をめぐるおすすめルートです。日本で2番目に大きな応神天皇陵古墳や古墳造営にかかわった古代豪族土師氏ゆかりの道明寺や道明寺天満宮を短時間で巡ります。 |
①の詳細はこちら |
② 土師ノ里駅 ~藤井寺駅
約3.5㎞ |
|
巨大・中小古墳や歴史展示室をめぐるメインルートです。墳頂に登ることのできる古墳や巨大な前方後円墳、住宅街のかわいい古墳などを巡り、重要文化財の水鳥埴輪などが展示してある施設や葛井寺も訪れます。 |
②の詳細はこちら |
③ 道明寺駅 ~古市駅
約5km
|
|
古墳時代中期の大型古墳や大型方墳をめぐるバラエティに富む充実したルートです。修羅出土地、多量の鉄製品が出土した古墳、日本でも最大級の方墳、白鳥伝説ゆかりの中期古墳など飽きることのないコースをめぐります。 |
③の詳細はこちら |
④ 藤井寺駅 ~藤井寺駅
約5.5km |
|
古市古墳群最初に造られた古墳や歴史展示室をめぐるルートです。実物大の石棺(レプリカ)や移設された珍しい横穴式石室、重要文化財水鳥埴輪など古墳時代が実感できます。小山善光寺、葛井寺も訪れます。 |
④の詳細はこちら |
⑤ 藤井寺駅 ~藤井寺駅
(ゆったり向き)
約2.5km |
|
古市古墳群の西部につくられた大型前方後円墳や陪塚をめぐるルートです。水鳥が飛来する周濠を歩き、珍しい横穴式石室、重要文化財水鳥埴輪などが展示してある施設をめぐります。辛國神社も訪れます。 |
⑤の詳細はこちら |
B.世界文化遺産 古市古墳群を歩く 一日コース
古市古墳群には、4世紀末から6世紀初めにかけて造られた古墳が45基確認されています。主な古墳だけを巡りたいという方は⑥「土師ノ里~古市駅」がおすすめコースです。古市古墳群すべてを歩きたいという方は、⑦、⑧、⑨を複数回に分けて歩くと可能です。また、このコースは、それぞれに特徴がありますのでテーマに応じて歩くこともできます。(コース説明文をご参照ください。)。 |
⑥ 土師ノ里駅 ~古市駅
約7km |
|
主な古墳15基を一日で歩くコースです。 5世紀から6世紀にかけて造られた前方後円墳、方墳、円墳など様々な姿の古墳や時代によって変化する墳丘の姿などを感じることができ、古市古墳群の特徴が一度でわかります。
|
⑥の詳細はこちら |
⑦ 土師ノ里駅 ~土師ノ里駅
約7km
|
|
古墳古墳群の東側、国府台地に造られた19基を歩くコースです。400mを超える巨大前方後円墳、「倭の五王」の一人と考えられている古墳など古墳時代の最盛期に集中して古墳が造られた地域で、築造当時のエネルギーを感じるコースです。 |
⑦の詳細はこちら |
⑧ 高鷲駅 ~藤井寺駅
約9km |
|
古市古墳群の西側、羽曳野丘陵の稜線に造られた10基を歩くコースです。4世紀末、大阪平野に突如として出現した巨大古墳、二つの古墳をあわせて造られた陵墓、実物大の石棺(レプリカ)。ミステリーに富んだコースです。
|
⑧の詳細はこちら |
⑨古市駅 ~古市駅
約8.5km |
|
古市古墳群の南側、羽曳野丘陵の高所に造られた16基を歩くコースです。古墳の間を竹内街道や古市大溝がぬうようにはしり、白鳥伝説ゆかりの古墳や国際色豊かな副葬品出土の古墳などロマン豊かなコースです。 |
⑨の詳細はこちら |
C.ふじいでら探訪コース
大阪府では面積が一番小さな藤井寺市。古代から交通の要衝で、旧石器時代から今日に至るまで連綿と続いてきた街です。古墳時代の様々な古墳、日本でも有数な縄文・弥生遺跡、平安時代の延喜式にも名が記された古い神社や由緒ある寺院。国宝、重要文化財など多くの文化財に出会える歴史の宝庫の街です。藤井寺の有名なお勧めの場所や遣唐使、仏像、街道のテーマに応じたコース設定をしています |
⑩ ふじいでら歴史探訪(道明寺駅 ~藤井寺駅)
約6㎞ |
|
道明寺天満宮、道明寺、葛井寺など由緒ある寺社を訪ねたい、世界遺産の古墳も見たいなど藤井寺お勧めの場所をまとめて歩きたい方には、うってつけの歴史探訪コースです。
詳細⑭藤本雅一酒造醸は、令和4年3月末で廃業されました。 |
⑩の詳細はこちら |
⑪ 修羅の郷、遣唐使の故郷を訪ねて
約6㎞ |
|
修羅出土古墳、小修羅の展示施設を歩き、天平時代、吉備真備などと唐へ渡った遣唐留学生井真成ゆかりの葛井寺や西安で出土した井真成墓誌(レプリカ)展示施設などを訪ねるコースです。 |
⑪の詳細はこちら |
⑫ 国宝、秘仏めぐり
約6㎞ |
|
大阪府の国宝仏像5体のうち2体が藤井寺にあります。十一面千手千眼観世音菩薩坐像(葛井寺)と十一面観世音菩薩立像(道明寺)。他に重要文化財仏像もあり、国宝、重要文化財仏像拝観を主にしたコースです。
(ご開帳日にご注意ください。) |
⑫の詳細はこちら |
⑬ 東高野街道を歩く
約6㎞ |
|
京から高野山へ通じる東高野街道は、藤井寺を北から南に縦断していました。その古道を柏原市から大和川を渡って古市まで歩くコースです。道すがら、旧石器時代の国府遺跡や神社・仏閣も訪れ、高野詣での昔人を偲んで歩きます。 |
⑬の詳細はこちら |
|
D.大坂夏の陣、道明寺合戦コース
慶長20年(1615)5月6日、豊臣軍と徳川軍は大坂城の攻防線である玉手山、石川河原、誉田付近で熾烈な戦いを行いました。5月6日、早暁、後藤又兵衛隊が玉手山の小松山へと攻め登って両軍の戦闘が開始されてから、同日夕刻、真田幸村隊が誉田あたりを退却するまでの約12時間の戦いが「道明寺合戦」と呼ばれています。古墳や段丘差をなどの地形を利用した両軍の布陣や戦いがが良く分かるコースです。 |
⑭ 又兵衛、幸村ゆかりの地を歩く
半日コース
約7㎞ |
|
道明寺合戦の午後の戦いが行われた石川河原から真田幸村隊と伊達政宗隊が激闘した応神天皇陵古墳の外堤、豊臣軍が布陣していた藤井寺あたりまで歩くコースです。
|
⑭の詳細はこちら |
⑮ 又兵衛、幸村ゆかりの地を歩く
一日コース
約10㎞ |
|
道明寺合戦の火ぶたが切られた早暁から豊臣軍が退却する12時間の経過がわかるコースです。前半は、後藤又兵衛隊が10倍の徳川軍と戦った「小松山の戦い」の戦場跡など玉手山丘陵を歩き、後半は、「半日コース」と同じコースを歩きます。
|
⑮の詳細はこちら |