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■令和6年度 世界遺産学習フィールドワーク
 小学生が世界遺産の古墳を学ぶフィールドワークに参加して2年目。小学生に理解してもらうには、どうしたら良いのか。
それには言葉で伝えるより、できるだけ印象に残る視覚によるものが、伝わりやすいのではないかと思い、初年度は紙の空き箱を再利用して前方後円墳らしきものを作りました。
今年も、また進歩なく同じものを利用してしまいました。
はたしてどこまで理解してもらったかどうかは疑問ですが、前方後円墳とはどのような形なのか印象に残っていると思います。
小学生からの質問で、「このクヌギの木にカブト虫がいると思い毎年来るけれど、なぜいませんか?」 「この付近は、なぜ古墳が多いのですか?」 「古墳のかたちは、なに古墳が多いですか?」 など、いろいろな質問を受けて勉強させられました。
このガイドは定点ガイドなので移動がほとんどなく、歩くのが不得手な方にもおすすめです。
小学生とのコミュ二ケーションをはかる良い機会だと思いますので、会員の方で経験のない方は、来年のフィールドワークに是非参加されてはいかがですか? (2024.7 野久保 芳郎)


■ふじいでら春季ウォーク2024
 2月18日(日)早朝から晴天で絶好のウォーク日和となり、当日の参加者は108人と久々の大成功でした。今回のハイライトは道明寺の国宝「十一面観世音菩薩立像」が拝観できる事で、尼崎市、岸和田市、大阪市の遠方からも多くの方が参加されました。9時頃から順次、道明寺天満宮境内の5分咲きの梅花を観賞しながらスタートしました。
 道明寺の本堂ではご住職が熱心にわかりやすく説明され、皆さんご本尊の華麗さ、重厚さを存分に堪能されたご様子でした。来年の万博開催中、ご本尊は天王寺美術館に長期出張され不在となり、その間は「試みの十一面観世音菩薩立像」が展示されるそうです。
 道明寺をでて、世界遺産コースの三ツ塚、応神天皇陵、古室山、仲姫命陵などの各古墳と沢田八幡神社を巡り全員無事に土師ノ里駅に到着しました。皆さん熱心に聞かれ、見学しながら、道中も会話が弾み満足されたご様子で楽しい一日となりました。 (2024.2 赤木強)


2023年

■大阪・奈良 歴史街道リレーウォーク - 第7幕 わが町の自慢 -
 12月2日、朝からの快晴。58名の参加者のみなさんもスタッフも気分上々です。(写真左はリレーウォークのシンボル旗。写真右は天満宮で説明を聞かれる参加者の皆さん)
 道明寺天満宮の宮司さんから、道明寺が土師氏の本拠地であり、世界遺産百舌鳥古市古墳群の担い手として活躍したことを解説していただきました。また、浅草神社の例を出し、全国にその足跡を残しているとお話しされますと、「ほー」と声があがりました。
 午前中は、菅原道真公由来の国宝を拝観した後、国府台地(こうだいち)上に並ぶ古墳群を巡りました。
 午後からは、まず、アイセルシュラホールの展示室の見学です。古墳時代の様々な出土物や土師氏由来の円筒埴輪棺や古墳造りの村の様子などが紹介されました。また、秋晴れの空にシュラホールの姿がすっきりと美しく、写真撮影を楽しまれる方も多かったです。
 リレーウォークは、各地域でボランティアガイドをしておられる方も大勢参加されており、あちらこちらで歴史談義に花が咲く、楽しい一日となりました。(2023.12 小田島洋子)


弘法大師のお休み石
 7月27日、道明寺から東高野街道を200mほど南に下った所で、「弘法大師御休石」の改修竣工の除幕式があった。市長、道明寺住職、道明寺天満宮宮司、大師講、道明寺まちづくり協議会他多くの関係者が参列された。紅白の幕に囲まれ、中央に置かれたお休み石は白布に覆われており、市長他の代表者の手によって除幕の紐が引かれ、どっしりと横たわった花崗岩が姿を現した。ここに至る経過のお話があり、弘法大師が高野への道すがらこの石に腰かけてお休みしたこと、近くの小川にかかっていた石橋であったこと、その石を立ててお堂に祀ったこと、堂屋根が朽ちかけて危険だったこと、そしてお堂の改修から今日の除幕式となったのです。
 大師堂の時は立っていた石を、誰でも気軽に座り休めるようにと、改修後は横にされています。除幕のあとは、次々と皆さんが座り、私も観ボラの仲間と一緒にその石に座って往時を偲びました。皆さんも一休みして下さい。
 羅の尼御前の引く除幕紐  克夫     (2023.8 桃井克夫)


■世界遺産学習フィールドワーク
 小学校6年生に地元の歴史遺産や世界遺産古市古墳群の魅力を知ってもらおうと、4年ぶりに市教育委員会、文化財保護課、各学校、藤井寺市観光ボランテイアの会の4者が協力して実施しました。
 梅雨の真っただ中、幸いに全校実施でき、5月18日から最終6月9日までの間、市内全小学校7校、中学校1年生1校も参加、677名が参加しました。10名ぐらいの班に分かれて行動、みんなで協力しながら、古墳等を巡り、観光ボランティアガイドの説明を聞き、メモやタブレットでの撮影、記録など熱心に取り組んでいました。学校に帰ってからも、グループでまとめて発表し合うようです。
 子供の頃に、地元のすばらしい歴史遺産や世界遺産に触れ、親しみや愛着を持ち、大事にする気持ちが育まれたらと願っています。  (2023.6 田仲芳一)


■ふじいでら2023春季ウォーク

 今年の4月22日、天気は晴れ、気温15度~18度で、参加者は135人となりました。道明寺天満宮で受付後に10班編成で出発。
 鍋塚では「駅から歩いて1分登れる古墳」の(私のみの)キャッチコピーでアピール。仲姫命陵古墳では墳丘長290mの大きさや距離感を楽しんでもらい、ややかすみ気味だった古室山古墳からの眺望は満足していただけたかな?
 応神天皇陵古墳の拝所前で、日本で2番目の425mの墳丘長を誇る古墳の形や、応神天皇の説明を聴いていただく。シュラホールでは藤井寺市文化財保護課・山田先生から「藤の森古墳」の説明があるが、子ども達は横穴式石室内をのぞき見して興味津々。最後は白色の藤が満開の葛井寺でガイドを終えました。  (2023.4 森 芳明)


2022年

■ふじいでら秋季ウォーク
 今年の秋季ウオークは12月4日(日)シュラホールから9時30分スタートで行われた。
 参加者38名、観ボラ14名。朝から曇りがちの天気で参加は伸びなかった。
 私はD班、参加者8名、観ボラ5名について回ったが、こじんまりとして丁寧な説明がよくわかり 楽しく回れた。まず藤の森古墳の山田先生の説明を聞いて、シュラ館内に入り30分、3階の会議室からの生駒や奈良方面の展望は見事であった。
 その後の仲哀天皇陵も墳丘長245m、幅50mの濠を巡らせ、その景観の美しいご陵である。
 また、春日丘住宅は池や田のこの地に大屋霊城が計画的に田園都市として開発した高級住宅地で 立派な屋敷が並んでいる。
 辛国神社に行くとまだ七五三の男児家族がお参りしていた。「大阪緑百選」で十数種の椿の木が 植えられている。さらに葛井寺は西国五番札の霊場で、今25観音菩薩堂が改築中で、2025年 完成見込みである。さらに魅力を倍増することだろう。
 11時40分、終わったところで小雨が 降ってきた。 (2022.12小野常芳)


■梅まつりの前
  今日は一月二十五日、隣の道明寺天満宮へと散歩する。石段を登り山門を潜って参道を進むと露店が出ており、骨董市も立っているが静かなこと。鷽替まつりの日だが、オミクロン株の急拡大で、かえましょかえましょ、の掛け声や人の騒めき等の賑やかさはない。交換やめ!の太鼓の音が懐かしい。只で頂く代りに木彫の鷽鳥のお守りを買う。 参拝を終えて梅園へ。右手の入口に早々と紅梅が咲いている。隣の梅の木々は蕾が固い。句碑がある「梅の花親し菅公びいきゆゑ 美典」は河内野の主宰の句、菅公びいきとは言い得て妙だ。そのすぐ奥に「早梅の片はなびらを立つるあり 泗水」の碑、開き初めた梅の瞬間を捉えた句。かつて句碑建立の時に私も立ち合った懐かしい思い出がある。観梅橋の上から梅園を眺めるが、ところどころちらほら開き始めているだけ。満開時の赤白ピンクの色彩はなく、馥郁たる香りもない。

 おじいさんの木と称されるムクロジの大樹が枯枝を十方へ広げ立つ。二本あったが手前の巨樹は台風で倒れ、残った根元からひこばえが三本天へと伸びている。梅園の奥へ進むと「創立十周年記念植樹 藤井寺市観光ボランティアの会」の古びた立札が建ち、平成二十七年二月八日とあり、枝垂梅はどこか元気がない。梅園の一番奥に土師氏の祖の土師連八嶋を祀る八嶋社の祠があり、唱歌絶世の人とある。その右手に、片岡仁左衛門の献木の枝垂梅があり「菅原伝授手習鑑上演成功祈願」とある。ちょうど大阪の日本橋の文楽劇場で初春公演の「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋の段」の人形浄瑠璃を仲間と一緒に見て来たところだ。菅丞相・白太夫・三人の息子の一人、松王丸。菅秀才の身替りになった松王丸の息子小太郎の潔さ、その悲しみを必死でこらえる夫婦の情を、太棹の音と太夫の語り口と人形の慟哭の仕草が蘇ってくる。
 あと一か月で梅花祭、天満宮の年に一度の例祭で境内や梅園は人出に溢れる。七十種七百本の梅は見事なもの。二月二十五日を楽しみにしている。観ボラのテントも参拝客や観梅の人達への対応で忙しいことだろう。今年は奉納俳句にどれだけの人が献句してくれるだろうか。期待と不安が入り混じる。
(2022.1 桃井克夫)。

2021年はコロナの影響でイベント開催は有りませんでした

2020年

■イベント部企画「古代衣装撮影会」
 11月22日、撮影日にぴったりの空の青さと木々たちの紅葉の朝でした。
 葛井寺に集合したスタッフとモデルさん一同、ちょっとした緊張感なのか、コロナ禍なのか、かたい表情でしたが、部屋に入って衣装の着付けやメイクをしてもらっていると徐々に古代人、気分は古代人段々表情がほころび明るい笑顔が増えてきました。
 いよいよ境内に、お参りの方も数人おられて、今から何が始まるのかと私たちの方に釘付けのようです。
 陽ざしがスポットライトのように当たってカメラマンさん達もたくさんおられて一人一人が楽しくなるオーラが少しずつ出てきているようで、ちょっとした雑誌のモデルかと勘違いしそうなくらいシャッター音が響くにつれて色々なポーズも続々飛び出してきて、うれしそうでもあり、照れくさそうでもあって、記念撮影後、次の撮影場所へと移動します。
 コロナ禍でなければ、沿道にはお客様がたくさんで手を振ってくれるイメージで辛國神社へと~、七五三を祝うご家族とふれあって、ほのぼのとした空気の中、参道を優雅に歩き、境内に、お参りをして再び撮影をしました。
  撮影にふさわしい場所がたくさんあるので、今度はモデルさん自らがカメラマンさんにポーズをとって催促する風景もあって、みんなが楽しんでいる姿が伝わってきました。
 最後はゆめぷらざへと商店街を行列して行くにつれて途中通りすがりの人たちがたくさんが振り向いたり、立ち止まったり、手を振ってくれた子供たちも居て、益々ヒーロー気分で到着して最後の記念撮影、最初から比べるとテンション上昇、そのまま葛井寺へと戻ってきました。衣装を1つ1つ取り外して行くにつれて古代より現実に戻って来ました.短時間でしたが楽しい時間を過ごすことができました.
 その後は葛井寺の森住職よりお言葉を頂き、続いて、荻野さんのユーモラスでわかりやすく、内容豊富な葛井寺にまつわるミニ講座、知識が広がり誰かにしゃべりたくなるようなお話でした。
 充実感あふれる貴重な体験が出来き、文化祭を思い出させてくれた楽しい半日でした。イベント実施開催についてたくさんの方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。(2020/11 足立敦子)
コロナ禍、イベントがほぼ取りやめになりました。イベント部の発案で 今回は本ボランティア会員からモデルを募って実施しました。


■令和2年 「道明寺天満宮 梅まつり」2月9日~3月13日
 昨年7月に百舌鳥・古市古墳群が「世界文化遺産」登録されたのを機に本会に入会しました。初めての分野なので右往左往しております。
 道明寺天満宮の「梅まつり」に合わせ設けた境内のテントブースで、参拝の皆さまに天満宮縁起や地域の古墳群地図など資料の配布、説明や案内をさせていただきました。
 幸いその日は良い天気で「老若男女」が参拝や観梅を終えてテントに立ち寄り、古墳のことや文化遺産に登録された古墳の写真を見て熱心に説明を聞いておられました。お客様の中には東京から日帰りで来られ、近くの古墳を見て九度山まで行きますと言っておられる強行軍の方もおられました。
 梅の花は、天候不順、暖冬で例年より2週間ほど早く2月20日には盛りを越したようです。梅まつり 奉納俳句は昨年より少し多く400近くの投句がありました。
 コロナウィルスの影響で予定より4日早く25日にテントでの案内を終了させていただきました。四月の本会「春季ウォーク」も中止になりました、早く事態が終息し安心して活動ができるように祈念してやみません。 期間中、お越しいただいたお客様、ご協力をいただいた関係者の皆さまありがとうございました。  (2020/3 川崎)
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